研究背景
胃がん治療におけるパクリタキセルベースの抗がん化学療法と漢方薬併用療法の効果と安全性を系統的に評価するため、メタアナリシスを実施しました。
研究方法
- 対象: 14件の無作為化比較試験、合計1,109名の胃がん患者
- 検索データベース: Cochrane Library、EMBASE、PubMed、CQVIP、Wanfang、CNKI
- 検索期間: 2019年9月までに発表された研究
主要な結果
- 腫瘍反応率 有意に向上 (RR: 1.39, p<0.001)
- 生活の質(Karnofskyパフォーマンスステータス) 有意に改善 (RR: 1.53, p<0.001)
- 副作用の減少: 好中球減少症(RR: 0.68)、白血球減少症(RR: 0.69)、血小板減少症(RR: 0.66)、悪心・嘔吐(RR: 0.50) いずれも有意に減少
- 肝機能障害、神経毒性、貧血については両群間で有意な差はありませんでした。
結論
漢方薬とパクリタキセルベースの抗がん療法の併用は、腫瘍反応率を向上させ、抗がん剤関連の副作用を軽減するのに効果的であることが示されました。